「今年も美味しいニガウリが出来ています」と話す原田部会長
ＪＡ熊本市管内で、ハウス栽培のニガウリが出荷ピークを迎えている。２０１３年産は、３月からの天候に恵まれ、生育は良好だ。同ＪＡレイシ部会の原田哲也部会長（61）は「今の時期は交配、収穫、手入れを行い、安全安心な出荷に向け取り組んでいる」と話す。
４月中旬に始まった出荷も、５月初旬のピーク時に入り、日量３０００ケース（３㌔／１ケース）を、主に関東中心に出荷している。品種は「えらぶ」で、鮮やかな緑色とずっしりとしたボリューム感が特徴で、苦味が少なく食べやすい。
同部会は、生産農家４２戸が９・７㌶で栽培。安全・安心な製品作りを目指し、生産者が一つ一つ手作業で雄花から雌花に交配を行う。また、全量機械で選果し、品質の統一を目指す。
同部会では消費拡大に向け、女性部を中心に消費地での試食宣伝活動も毎年行っている。収穫作業は７月上旬まで続き、１３年産出荷量３５０㌧を計画する。