出荷を待つカラー
ＪＡやつしろ南部花卉集荷所で、カラーが出荷最盛期を迎えている。同集荷所では、白やグリーンなど５品種のカラーを取り扱う。日量１５０ケース(１ケース＝３０～４０本入り)を、主に関東・関西方面へ出荷。ブライダル用として、結婚式場・ホテルで使用されるほか、花屋でも販売される。
カラーは、本来は水辺の花。同ＪＡでは、球磨川の伏流水である豊富な湧水を利用している。栽培時の温度管理と品質管理、厳しい出荷検査を実施しており、長期間に渡ってきれいな花を安定して出荷。市場や花屋などから高い評価を得ている。また、他産地で栽培量が少ない「グリーンカラー」を栽培し、市場からの引き合いも多い。
同ＪＡ南部花卉部会員１９人のうち、カラーを栽培するカラー専門部会員は７人。栽培面積は１６８㌃。１０月下旬から翌５月にかけて出荷する。４月までが出荷ピークとなり、２０１４年産は３０万本の出荷を予定している。