合志市にあるJA菊池西生産指導センターで21日、新設されたスイカ選果施設が小玉スイカを初選果した。当日持ち込まれた高島一久さんの小玉スイカ「ひとりじめEX」140玉が次々に選別され、箱詰めされた。
新選果機では、外観、熟度、糖度、重さや大きさなど、全て機械が細かく判定。品質は秀・優・良、サイズは5Lから2Sまでの8段階で、24等階級に選別される。全国でも珍しい物流システム型の製品自動倉庫は、市場の要望により対応した出荷ができる。
小玉スイカ部会の清原啓喜部会長は「品質は良好。おいしいスイカが出来ている。新しい機械が入り、品質を正確に選別して、これからのピーク時に向かって、有利販売ができるよう期待する」と話した。同センターの岩本孝夫センター長は「選果機を新しく導入して、いよいよスイカ出荷時期となった。これからより良い品を、的確にスピーディに消費地へ届けていきたい」と話した。
JA菊池西瓜部会の小玉スイカ生産者は40戸で、16㌶を栽培する。2014年産は510㌧を見込む。出荷は6月下旬まで続く。4~5月が出荷最盛期となる。大玉スイカは3月下旬より出荷予定。大玉生産者は、80戸80㌶。