JA熊本うき管内で、昨年12月中旬から始まったJAオリジナルブランドのフルーツトマト「夢ロマン」の出荷が最盛期を迎えている。宇城市の同JA不知火パッケージセンターでは週に6回、日量約250ケース(1ケース=1㌔化粧箱)を出荷。関東地方を中心に6月上旬まで出荷し、総出荷数量27㌧を計画している。
JA管内の不知火海に面したごく一部の地区でしか生産できないフルーツトマト「夢ロマン」。うっすらと塩分が吹き出す土壌で、極限まで水分を抑制して栽培する。一般のトマトより実は小ぶりで硬く引き締まり、ミネラル分が多く糖度が高いのが特徴だ。JA管内のトマト農家が生産する中、センサーの測定で糖度8度以上を条件に出荷している。
2013年度産の「夢ロマン」は天候に恵まれ、糖度の乗りが良く、外観・食味も順調な仕上がり。JA園芸中央指導販売センターの西島大詞指導員は「今後も販売対策に力を入れ、高単価につなげていきたい」と話した。