JAくま管内では、春メロンを代表する「プリンス」の収穫作業が始まった。ハウス内は特有の甘い香りに包まれ、生産者らが作業に追われている。
「プリンス」は、濃厚な甘さや香りが特徴。庶民のメロンとして親しまれてきたが、品種の多様化や消費者の嗜好(しこう)変化もあって、栽培面積は減少してきている。
「プリンス」15㌃と「ホームラン」15㌃を栽培するあさぎり町深田の桑原勝幸さん(70)のハウスでは、晴天に恵まれた8日に収穫作業を開始した。桑原さんは「交配日以降晴天に恵まれ、朝晩の冷え込みなどで糖度も十分。品質も良い」と話す。
管内の春メロンは今後、「ホームラン」、「アンデス」と収穫期を迎える。