JAくまメロン部会は人吉市で、2014年産春メロン出荷協議会を開いた。これまでは、関東・関西の市場で行われていたが、今回、初めて生産地で開催。春メロンの圃場(ほじょう)視察と35年ぶりに更新したメロン選果機を市場担当者に見てもらい、今後の販売に繋げる狙いだ。
市場担当者は、「現地と選果場を見て、産地としての意欲を感じた。市場も期待に応えられるよう精いっぱい頑張りたい」と話す。
JA役職員、部会員、県、全国の市場関係者ら34人が出席し、14年産の栽培状況、出荷計画、市場情勢報告が行われた。
生産者から「球磨産メロンは他産地と比べて評価はどうか」「出荷初めの価格からあまり変動がないよう努力してほしい」などの声が聞かれた。市場からは「球磨産は売り場も確保できている。大玉で高品質のものを自信を持って作ってほしい」などの意見が出た。
同部会は、14年産の目標として「講習会への積極的な参加や情報交換を密に行い、10㌃あたり収金額120万円、総販売金額6億円」などを掲げている。
JA管内の春メロン生産者戸数は255戸で作付面積は46・87㌶(前年比90・1%)。品種別作付けは、「プリンス」が6・21㌶(同73%)、「アンデス」34・63㌶(同比97%)、「ホームラン」6・03㌶(同比77%)となっている。