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消費者と農家交流/JA熊本市

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あか牛や生産者とふれあい関心を深める参加者ら


 熊本県下益城郡美里町で13日、同町の生産者でつくる「美里町モーモーフェスティバル実行委員会」が都市農村交流イベント「美里町モーモーフェスティバル」を開いた。県内外からの参加者72人が美里町の自然、農畜産物に触れた。生産者自ら町の農畜産物を提供し、美里町外の消費者に、美里町をPRするのが狙いだ。今回は、同実行委員会の依頼を受け、JA熊本市が「JA熊本市ふれあい体験・食育日帰りバスツアー!」を企画し、参加した。
 当日は、町民による美里町の歴史の紹介や農業見学、フットパス(風景を楽しみながら歩くこと)を行った。農業見学では、畜産農家があか牛について説明を受け、あか牛の試食も行われた。参加者らは牛舎で牛を間近に観察し、農家に質問するなどして関心を深めた。フットパスでは、歴史ある石橋や用水路などの説明を受けながら散策した。
 参加者の田島美紀さん(45)は「美里町という地域のことがよくわかった。このようなイベントにまた参加したい」と話した。田島さんの息子の慶汰くん(9)は「牛を間近で見るのは初めてで、触れ合えて嬉しかった。あか牛は食べやすくて美味しかった」と話した。
 同フェスティバルは今年で12回目の開催。2年前から参加者の人数を絞り、生産者と消費者の交流を重視している。同実行委員会の明石良生会長は「生産者と消費者がお互いの声を聞き理解し合うことは、今後の農業にとって大切な考え方だと思う」と話し、「イベントを開催し人を呼ぶことで、地域の理解を得ることができ繋がりが深まる。若い後継者たちが就農しやすいような環境作りにつながれば」と期待を寄せる。

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