熊本県のJAあしきた津奈木基幹支所は、津奈木町で「でこぽんオーナー開始式」を開いた。オーナーや管理主、津奈木基幹支所の職員ら約170人が参加。JAの高峰博美組合長が、各オーナーに「会員証」を手渡し「農業体験を楽しんでください」「3年連続の参加ありがとうございます」など一人一人に声を掛けた。
開始式終了後は全員で園地に行き、管理主である新立嘉孝さん(36)からアドバイスを受け、気に入った木にプラカードをつるした。
同支所は、2011年に「オーナー制度」を導入し、今年で4年目。オーナーとなる参加者は、収穫した農産物を持ち帰れる他、贈り物として全国発送ができるなど、さまざまな特典がある。1口2万円を支払うことで、「不知火」の木1本と米「ヒノヒカリ」、サツマイモのオーナーになる。来年3月末までの契約。
今回、65会員(67口)の契約があった。前年度より9会員(10口)増。4年連続参加が3、3年連続参加が9会員と、リピーター(再来訪者)になる人が多い。県内だけでなく、福岡県や佐賀県、東京都からの応募もあった。
企画した津奈木基幹支所長の本山優蔵さん(51)は「精一杯のもてなしをしたい」と話した。
21日には田植え体験を計画しており、10月には米とからいもの収穫、年末にはデコポンの収穫・食事会の開催などを予定している。