JAあまくさ管内で今年、新規就農した山口裕さん(20)の10㌃の圃場(ほじょう)で、5月初旬に植え付けた5600株のオクラが喜びの初収穫を迎えている。山口さんは「初めての収穫は、地域の方のアドバイスを受け、支えてもらいながらできた。感謝の気持ちとうれしさでいっぱいです」と初収穫に地域の方への感謝の気持ちと喜びを語る。
中学3年生の頃に「農業がおもしろそう」と思い、将来農業を志し、農業高校に入学した。卒業後は久留米農業試験場で2年間の研修を終え今年就農した。将来はイチゴ農家を目指しているが、資金面などさまざまな課題が多く、つなぎの作物としてJAから提案を受けたオクラの栽培を始めた。山口さんは「オクラには産毛があるので長袖での作業になる。好天が続くと暑すぎて大変」と話す。
JA指導員は「真面目で熱心に作業をする姿に、地域の方も彼を手伝ってくれています」と、4地域にとけこむ山口さんの作業の様子を話す。。
山口さんは「現在は地域の方に支えてもらい栽培をしているが、将来はイチゴに携わりながら、いろいろな作物の栽培にチャレンジし、地域の方に何かの形で少しでも恩返しができれば」と地域への感謝の気持ちを胸に、農業に夢をかける。