JAあしきた管内では、特産のサラダタマネギ「サラたまちゃん」の育苗床を、太陽熱消毒する時期を迎え、管内4ヶ所に分けて講習会を開いた。生産者約80人が参加した。
「サラたまちゃん」は辛味が少なく水にさらさずに生でも美味しく食べられるのが特徴。県内外の幅広い年齢層の消費者から人気を得ている。
太陽熱消毒は、ビニールや透明マルチで育苗床を覆うことによって、太陽熱で土壌消毒を行う方法のこと。表面温度は70度、地下10センチで50度に達する。消毒期間は35日から45日程度を目安としている。
この自然の力を使った方法を25年前から行っている。太陽熱を十分確保することで、土壌中の病害虫を防除するだけでなく、雑草種子の死滅、有機物の促進を高める効果もある。
部会員全員がエコファーマーに認定されている同JAサラたまちゃん部会は、部会員一丸となり、除草剤を使用しないなど減化学肥料・減化学農薬栽培である環境保全型農業に取り組んでいる。
生産者は、9月上旬から始まる播種に向けて順次消毒をする。