JAくま管内で8月18日から26年産栗の出荷が始まった。人吉市のJA下球磨選果場では24日、「丹沢」などの早生種3㌧を選果し、名古屋・大阪方面へ出荷した。
担当者によると、「品質面は良好。出荷も順調だ。」と話す。
同JAでは、独自の栗の評価基準を作っている。従来の階級(栗の大きさ)中心の評価方法を改め、品質(家庭選別)を重視。2Lの混入割合を見る階級基準(50点)と不良果の混入割合を見る品質基準(50点)の合計100点で評価し、品質の向上を図っている。
熊本県下でも最大の栗産地である管内では「丹沢」を皮切りに、9月上旬から「杉光」「ぽろたん」「利平」「銀寄」に移り、メインの「筑波」と10月上旬まで続く。総販売金額3億7000万円を目標に掲げ、出荷量700㌧を計画している。