JAたまな荒尾梨部会は9月30日、荒尾市内で梨「新高」の品評会を行った。生産者85人が11個ずつ出品し、玉名地域振興局や果実連の職員など4人が審査。優等に村上智彦さん(70)が選ばれた。「新高」は荒尾市の特産品で、ジャンボ梨としても知られている。生産者が丹精して作り、素晴らしい出来上がりとなった一個一個を、1次審査で糖度と硬度を測定。2次審査で玉揃いや着色を確かめ、優等から三等三席までを決めた。
品評会出品梨は、糖度の平均は12・7度で硬度は1・6度。果汁が多く、糖度も高い仕上がりとなった。JAたまなの指導員は「夏の長雨で水分が増し、9月の晴天で糖度があがった。今年は昨年以上においしくなる」と話した。
同部会では、125戸の部会員が100㌶で栽培。部会からの出荷は10月4日からスタート、10月末頃まで全国へ行われる。