JA菊池イチゴ部会は、イチゴ出荷本番を迎え8日、JA北部生産指導センターで「ひのしずく」と「さがほのか」の出荷査定会を開いた。年末年始に向けて、部会員の意識統一を図り「菊池イチゴ」を売り込む。
生育は順調で、色・形・味ともに出来上がりは良好。大阪・東京を中心に出荷する。これから本格出荷となり、一番花の出荷ピークを迎える。
宮川忠正部会長が「部会員の目を一つとし、品質の均一化を図り、菊池イチゴを全国にアピールしよう」とあいさつした。同JAの井餘田賢指導員が細かな出荷規格を説明。パックに詰める時の注意などを指導、部会員は一つ一つ確認した。
生産者は47戸で、8・9㌶を栽培。毎月の講習会・現地検討会を重ね、検査員を5人配置して出荷基準を厳しく行う。「ひのしずく」は、果実が大きく、ボリューム感があり、糖度も高く、鮮やかな紅色が印象的。大きな果実は口に含むと柔らかく、上品な甘さが広がる。「さがほのか」は酸っぱさがなく、すっきりとした甘さで、形が揃っておりケーキなどのお菓子作りに人気だ。