熊本県のJA本渡五和は、ポンカン栽培発祥の地である熊本県天草市下浦町柿塚のポンカン記念碑前で、収穫安全祈願祭を開いた。生産者を始め、関係者ら約35人が参加。下浦神社の宮司が神事を執り行い、ポンカン栽培先駆者への敬意と感謝を捧げるとともに、収穫作業の安全を祈願した。
JAは、熊本の代表的産地を担い、11月30日から関東関西地区を中心に早熟系のポンカンの本格的な販売を始めた。ギフト商材としての需要が高く、甘みのある独特の風味としっかりした食感の果肉が特徴で人気が安定している。
主催者の山中隆幸柑橘(かんきつ)部会長は「今年で安全祈願祭が90年を迎えらたことは、生産者を始め関係者の方々の努力と継続のたまもの。出荷前の仕上げを徹底し、安全適期に収穫してください」と呼びかけた。