出荷が本格化したＪＡ熊本うきブランドミカン
ＪＡ熊本うき独自のブランドミカン「美味柑（びみかん）」（糖度１２）と「デリシャス」（糖度１３、１４）の出荷が本格化している。宇城市三角町のＪＡ柑橘（かんきつ）選果場での外観判定や糖度センサーで合格した選りすぐりのミカンで、１２月下旬まで東北や関東地方を中心に出荷。２０１４年産はＪＡ管内全体の温州ミカン出荷量の約５割を計画し、希少価値の高いブランド商材として、ＪＡ柑橘部会が生産に力を入れている。
厳選された「美味柑」「デリシャス」は、事前に生産希望者を募り、「こだわり指定園」の登録制を設け、年間を通して栽培管理・品質検査・園地条件など、高品質果実生産管理を実施。生産者の熱意のこもった高品質商品として、消費地からも高い評価を受けている。
ＪＡ営農指導部の土屋雅生次長は「１４年産は、夏場の気象影響により低品質果実が多い中、部会組織の取り組みで品質の良いブランド品が多く出荷されている。市場からも高い評価を受け、販売価格も期待通りに推移している」と話した。