JAあしきた管内では、カラフルで華やかなストックの出荷が最盛期を迎えている。ハウス内に並んだ赤やピンク、紫、白などの鮮やかな花々が、一足早く春の訪れを感じさせている。
ストックは南ヨーロッパ原産の園芸品種で、庭植えや鉢植え、切り花として広く栽培されている。開花期は種をまく時期によって異なるが、一般的に春の花とされており、甘く強い香りが特徴。また、八重咲きと一重咲きがあり、花にボリュームがある八重咲きが消費者に好まれている。
出荷は12月中旬より始まっており、生産者たちは病虫害やハウス内気温の管理などに気を配りながら5月中旬まで、鹿児島県や宮崎県の市場を中心に九州各地へ全体で35万本を出荷する。
JA担当職員の宮下真明指導員(26)は「低温が続き生育遅れも出たが品質は上々。最後まで、ハウス内気温や病虫害に気をつけて管理を行ってほしい」と話した。