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春~夏秋収入 確保に/JA阿蘇

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収穫期間中のスナップエンドウ(6月上旬の状況)

収穫期間中のスナップエンドウ(6月上旬の状況)

  熊本県のJA阿蘇南部地区では、農家の所得向上を目的に、2015年から新規品目のスナップエンドウを本格的に作付けし、夏秋以外の安定収入確保に成果を挙げている。
  夏秋産地である阿蘇地域の主幹品目は夏秋トマトで、育苗時期の3月から6月初旬までは、収入が見込めなかった。スナップエンドウは6月末まで収穫するため、その期間の収入が期待できる品目だ。スナップエンドウの収穫後に、育苗していたトマトの苗を作付けする。品目の切り替えをスムーズにし、安定した収入を確保する。
  この取り組みは、若手農業者の規模拡大や雇用者確保のため、JA園芸課指導係の古澤勝己さんが管内生産者へ呼び掛けた。20人の若手農業者が作付けを始め「スナップえんどう生産研究会」を立ち上げ、栽培管理などを模索しながらスタートした。
  古澤さんは「トマト栽培と同じ資材を使いコスト面でも取り組みやすく、軽量作物で体力的な負担が少ない。後作にトマトの密植栽培に取り組むことで、両品目が一体となった産地づくりをしていきたい」と話す。スナップエンドウは、阿蘇地域の気象条件を最大限に生かす品目として、栽培面積増加にも期待がかかる。  

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