おいしいものをおいしいときに／ＪＡ熊本市

　熊本市の小学校の栄養教諭らが、学校給食で使う農産物を育てる生産者の圃場（ほじょう）を視察した。熊本市では毎月19日の「食育の日」に合わせた「ひごまるデー」を設け、給食献立を通して熊本市の農産物を紹介している。栄養教諭らは、生産現場に足を運び、生産者に聞き取った内容を、広報誌にまとめて児童や保護者に配布している。
　同日は、ブロッコリーとトマト圃場を視察。栄養教諭らは、ブロッコリー生産者の上村一敏さんや営農指導員に、生産への思いや栽培方法、料理の仕方、生育過程を質問した。
　広報誌は栄養教諭らが交代して作成し、毎月配布。熊本市の給食には、ミカンやイチゴなどＪＡ熊本市管内の農産物が21品目使われている。
　龍田小学校の中河原晶栄養教諭は「実際に生産現場を見て生産者の話を聞くと、無駄のないように調理し、子どもたちに
おいしいものをおいしいときに食べてもらいたいとあらためて感
じる」と話した。