JAあしきた管内で、特産のサラダタマネギ「サラたまちゃん」の育苗床を太陽熱消毒する時期を迎えている。同JAは、7月に4ヶ所で講習会を開き、生産者約80人が参加した。
「サラたまちゃん」は環境に優しい減農薬・減化学肥料栽培を徹底。辛味が少なく、水にさらさずに生でも美味しく食べられるのが特徴だ。県内外の幅広い年齢層の消費者から人気を得ている。
耕うん、施肥、畝立て、灌水をし、ビニールを張る。ビニールや透明マルチで育苗床を覆い、太陽熱で土壌を消毒する。表面温度は70度、地下10㌢でも50度に達する。消毒期間は、35~45日程度を目安としている。この自然の力を使った方法は24年前から実施し、太陽熱を十分確保することで、土壌中の病害虫を防除するだけでなく、雑草種子の死滅、有機物の促進を高める効果もある。