生産量県内一のイチジク産地であるJA熊本うき管内で、イチジクの出荷がピークを迎えている。同JA三角園芸集荷所と同JA不知火パッケージセンターで、連日日量6000~7000パック(1パック250㌘)を選果。県内を中心に九州各県へ9月中旬まで出荷が続き、総出荷量75㌧、7200万円の売り上げを目指す。イチジクは整腸作用のある食物繊維を多く含み、美味しい健康食品として注目を集めている。
4月中旬から始まった2013年産出荷は、比較的好天に恵まれ、着色や食味など生育は良好。宇城イチジク部会の生産者27戸が、3・9㌶を作付けている。同JA西営農センターの平川英幸係長は「イチジクは軽量で、産地の高齢化対策としても期待の作物。今年新たに作付けする生産者が3人増えた。本格的な出荷シーズンを迎え、より多くの方に美味しいイチジクを食べてもらいたい」と話した。