JA菊池管内で酪農家の自給飼料トウモロコシの収穫作業が始まった。自給飼料確保のため、年々飼料用トウモロコシの作付け面積が増え、同JAのコントラクター利用組合が導入した6条刈りの新型コーンハーベスターが大活躍だ。
飼料用トウモロコシの収穫作業は夏場の作業で、炎天下の中、大変過酷な作業だ。以前の収穫作業は、2条刈りハーベスターを使用し、10日ほどかかっていた。しかし、組合を利用することで1日で終わるようになった。組合を利用する酪農家は「作業が楽になり、その分牛の管理に専念できる。面積も増やすことができた」と喜んでいる。
同JAには泗水・旭志・七城の3つの利用組合がある。泗水で19日から、旭志は21日から作業が始まった。8月中旬ごろまで一期作トウモロコシの収穫作業をし、オペレーターが交代で雨天以外は毎日作業する。七城は26日からの予定だ。2期作が11月上旬~12月中旬の作業となる。
旭志利用の永田浩徳組合長は「コスト・労力の低減と、品質のいいサイレージで、組合員のみなさんに品質の良い牛乳を生産してもらいたい」と話した。
泗水利用組合員は56戸で、飼料用トウモロコシ延べ面積455㌶作付けている。旭志利用組合員は54戸、延べ面積480㌶で、七城利用組合員16戸、延べ面積266㌶となっている。