JA菊池と取引のある生活協同組合連合会グリーンコープ連合西日本地区(北は大阪から南は鹿児島まで)の組合員家族の小・中学生34人が、7月20~22日の2泊3日で酪農ホームステイにやってきた。牛に触れて、酪農家の作業を体験し、食べ物の大切さや作る苦労を実感した。同JA管内で「non-GMO(遺伝子組み換えをしていない飼料を与えてできた牛乳)」を生産する酪農家17戸が受け入れた。子どもたちは、餌やりや牛舎の掃除、子牛の哺乳などを体験した。グリーンコープ連合実行委員会が毎年開いている。
長崎県から参加した原田凌輔くん(11)、福岡県から参加した佐々木彩人くん(11)は、大田黒秀雄さん宅(大津町)にステイした。原田くんは「難しい作業やきついこともあったけど、慣れたら楽しくなった。子牛はかわいくて哺乳がおもしろかった」と話し、佐々木くん(11)は「牛乳は大好物。牛乳がもっと好きになった」と笑顔だった。受入農家の大田黒さんは「体験を通して感じたことを大切にして、これからも牛乳をたくさん飲んでくれたらうれしい」と話した。
実行委員会スタッフは「酪農家さんの仕事の大変さなど、貴重な体験ができた」と話した。non‐GMO牛乳生産者の会の永田浩徳委員長は「体験後のうれしそうな子どもたちの姿を見ると、やってよかったと思う。これからも協力していきたい」と話した。
体験を終えた子どもたちは「大変なこと、楽しいこといろいろ体験できた。食べ物のありがたさ、作る苦労がわかった。友達や家族に話したい」と感想を述べた。
グリーンコープとの取引は29年目で、ホームステイは15年目だ。農家との交流も深まっている。