JAくまメロン部会は6日、人吉市で2013年産春メロン出荷反省会を開いた。管内は、全国有数の春メロン産地だ。13年産春メロンは、生産者246戸が、52㌶作付け、販売高は5億6900万円、出荷数量は1448㌧(対前年比4・7㌫)だった。10㌃当たり収量は、「プリンス」が2・5㌧で前年より微増。「ホームラン」が2・35㌧で前年と同様。「アンデス」が2・9㌧で前年比16・2㌫の増となった。
13年産春メロンは、育苗期から定植期にかけて、一貫して好天の気候となり日照も多く順調に交配期を迎えた。その後も天候に恵まれ概ね良好に進み、例年よりも大玉生産となり、反別での売上も増となった。
当日は役職員、部会員、全国の市場関係者ら約80人が出席。岸川孝徳同部会長が「13年産は『反別金額プラス10万円を目指して』をスローガンに、小さい区域での講習会を頻繁に開催するなど部会一丸で取り組んだ。しかし、高齢化や後継者不足による作付面積減少など課題もあるが、14年産もレベルアップを図り、安心・安全なメロンを消費者に提供できるように部会員が一丸となって頑張っていかなくてはならない」とあいさつした。
次年度の目標として「講習会への積極的な参加や情報交換を密に行い、反収金額120万円、総販売金額6億円」などを掲げた。
協議事項では、13年産春メロンの栽培経過、販売経過及び実績を報告。市場関係者が市場販売情勢を報告し、生産者との意見交換をした。
また当日は、12年度同部会総代会も開かれ、事業報告や事業計画を承認した。
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メロン出荷前年上回る/JAくま
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