JAあしきたお茶部会はこのほど、県内で最も早いお茶の産地として知られる水俣市で「七十七夜献茶祭」を開き、生産者やJA関係者ら約60人が参加した。特産の「みなまた茶」をPRしようと、通常の八十八夜より11日早く行っているもので、今年で24回目を迎えた。
同JAの高峰博美組合長は「情勢は厳しいが、皆さんは良いお茶を作ることに専念していただき、販売については私たちJAに任せてほしい。水俣茶の特徴を活かし、六次化を取り入れながら、ブランド茶として全国にPRしていく」と決意を述べた。
神事の後、かすりの着物姿の女性7人が、「茶娘」として新茶を振る舞った。茶摘み式では、関係者らと茶娘が一列に並び、一枚ずつ丁寧に新茶を摘み取った。
2013年産は、温暖な気温の推移により、昨年よりも10日早く初摘みを行い、12日の県産茶初入札会でも、高い評価を得た。今後も品質向上と安定化を図り、更なるみなまた茶のブランド化、販路拡大に向けて力を入れていく。