生産者と生育状況について話す担当職員
ＪＡ阿蘇高森地区で、今年で導入３年目を迎える「白ネギ」の収穫が間近となり、最後の土寄せ作業が行われている。現在収穫間近となっているものは、４月下旬に定植したもの。病害虫の被害もなく、昨年に負けない出来となっている。
「白ネギ」は、葉たばこ廃作の転換品目として、取り入れたもの。夏場の冷涼な気候を生かし、良質な白ネギが９月から出荷できるとして、期待されている品目だ。また、耐寒性があり、同地区の露地野菜の中でも１１月、１２月の安定収入が見込める品目でもある。
生産者の住吉義隆さん（59）は「除草作業が一番大変だが、除草することで病害虫の発生は少なくなる」と話す。担当の工藤剛指導員は「今年は雨が少なく、やや太りが悪いが、例年に負けない品質に仕上がった」と今後の販売に期待している。２０１３年産については、生産者３人（対前年比100％）が、１・４㌶（同100％）作付けた。出荷数量３５㌧、販売金額１１７０万円を見込んでいる。