JA菊池管内で春ゴボウの出荷本番を迎え、生産者は収穫・出荷作業に追われている。日量30㌧を関東、中京、九州の各方面へ出荷。春を呼ぶ「新ゴボウ」として消費地で人気が高い「きくちのまんまゴボウ」は、風味が良く、柔らかいのが特徴。2013年産は品質良好で、順調に出荷中だ。
同JAのゴボウ部会小林秀樹部会長は「3月末の出荷当初は生育の遅れを心配したが、4月に入り順調に生育。品質もまずまずで収穫量も増えてきた。20日より2㌔箱から5㌔箱へ移行しての出荷となり、忙しくなった。家族で協力して頑張りたい」と話した。
出荷は6月下旬まで続き、年間1500㌧を見込む(前年対比100%)。同JA管内の春ゴボウ生産者は117戸で、栽培面積は104㌶。
同JAの担当者山口博司指導員は「出荷本番を前に、27、28日には、女性部による第1回目の試食宣伝会を関東で開き、5月11、12日には中京・関西で宣伝会を予定。消費者との交流は、生産者の意欲向上にもつながっている。これからが本番になる」と意気込んでいる。