県内有数の大豆の生産地であるJA熊本市管内で、「フクユタカ」の刈り取りが順調に進んでいる。2013年産は天候に恵まれたが、病害虫の発生が例年より多く、乾燥気味で収量が少なくなる見込み。
13年産作付けは、安定収量が見込め、主に豆腐に加工する「フクユタカ」が約64㌶で全体の7割近くを占める。納豆への加工に適した「すずおとめ」は約27㌶。県が奨励品種に有望視する「すずかれん」は試験的に約30㌃で栽培している。
同市東部を中心に栽培しており、生産者は約180人。管内で生産される「すずおとめ」は、全量を食品メーカー「丸美屋」と契約栽培しており、県内の小中学校へ給食用納豆として供給している。
JAでは収穫時に大豆を汚す青立ち株を減らすよう適宜防除を指導。土壌改善のため石灰、堆肥、稲・麦ワラによる地力改善を図り、反収300㌔を目指している。