JA本渡五和は18日、天草市五和町立山デコポン団地で施設デコポン収穫祭を開いた。2013年産「不知火」の収穫を前に、デコポンの収穫安全と多収穫・高値販売を祈願した。施設デコポン部会が1996年に発足後毎年開き、今年で18回目。今年は、7月の梅雨明け後からの高温乾燥や豪雨などで生育への影響が心配されたが、外観と糖度・酸のバランスの良い高品質果実に仕上がった。
天草市本渡町の福田誠さん(59)の約20㌃の園地で、施設デコポン部会員、行政・JA関係者ら60人が参加した。ハサミ入れ式で来賓関係者が、たわわに実ったデコポンを収穫した。園主の福田さんは「夏場の高温・台風対策に最も気を配った。今年は昨年より収量も多く、玉太りもまずまずで品質の良いデコポンに仕上がった」と語った。
同JAは、加温不知火を20日から収穫し、関東・関西を中心に県一斉販売開始となる12月2日から販売する。年明けから屋根掛け、露地と5月までリレー販売し、出荷量1350㌧(対前年比112・5%)、販売額5億5000万円(同比110%)を計画している。