JA本渡五和管内で19日、加温デコポンの収穫が始まった。今年度は、梅雨時の少雨や梅雨明け後の高温乾燥、豪雨など極端な天候不順による生育への影響が心配されたが、糖度・品質ともにバランスの良い高品質果実に仕上がった。
天草市志柿町で20㌃栽培する江崎晃さん(50)は、家族を含め6人で収穫を始めた。色づき具合など外観を確かめながら丁寧にはさみをいれた。江崎さんは、「3L玉(350㌘)中心で、外観・糖度・酸の仕上がりも上々。高品質デコポンを消費者に届けたい」と意気込みを語った。
同JAでは、生産者25人が加温デコポンを7㌶栽培。県一斉販売開始の12月2日にあわせ、28日に選果・箱詰めし、関東・関西へ出荷する。加温生産量は、12月10日までのギフト商材を目標に12月中に200㌧、全体で350㌧(対前年比120%)を計画。年内価格は1㌔1200円を目標としている。