県内最大の茶の産地球磨郡相良村で14日、露地物の一番茶の茶摘みが始まった。同村四浦の信國敏彦さん(56)方の10㌃で行われ、「ヤブキタ」を機械摘みした。
同JA管内では約376㌶で茶を栽培し、うち同村が6割を占める。県内では26㌫の栽培面積と生産量は40㌫を占める。
信國さんは、「ここ一週間の冷え込みが若干心配されたが、生育も順調で良質な新茶が期待できる。」と話す。
当日は、早朝から総勢6人で茶摘み。10㌢ほどの黄緑の新芽を可搬式摘採機により茶株をはさんで向合い、機械を使い4人で歩き摘採。機械摘みした生葉300㌔は50㌔の「蒸製玉緑茶」に製茶し、15日のJA熊本経済連の入札にかける。
一番茶の摘採は5月中旬まで続く。2番茶の摘採は6月上旬からの予定で、高原大地など、同JA管内の茶摘みは5月の連休頃に最盛期を迎える。