JAくまは31日、湯前町で2013年産夏秋ナス出荷反省会を開いた。14年産の取り組みについては、①栽培管理記帳や残留農薬検査の徹底で安心安全な農産物の供給②栽培講習会、出荷査定会等の積極的な参加で品質向上及び出荷量の安定③10㌃当たり収量10㌧、総販売額1億円を目指す――などを掲げた。13年産の出荷数量は430㌧(対前年比143㌫)、販売高は8816万円(同比141㌫)、1㌔当たり単価は205円(同比99㌫)だった。
管内の夏秋ナス生産者戸数は60戸で、前年より8戸増えた。作付面積は4・4㌶で前年より28㌃の増となっている。JAの蓑田康裕指導員は「本年産は定植後も活着がよく、気象条件にも恵まれ順調に生育した。出荷についても例年より早い出荷となり数量も増加。単価は昨年並みだったが非常に良い年となった」と振り返った。
当日は、部会員や市場関係者、JA役職員ら60人が出席。那須文敬部会長(71)は「猛暑、酷暑と言われた中で、生産者の方々の肥培管理の徹底と日々の努力で、数量、金額ともに良い結果が出た。14年度も楽しみをもって生産に頑張ってほしい」とあいさつした。
また、総販売金額・反収金額部門で表彰した。表彰者は次の通り。
◆総販売金額の部
▽最優秀賞=橋本強(あさぎり町)
▽優秀賞=西博志(湯前町)
▽優良賞=小柳秀和(湯前町)
◆反収金額の部
▽最優秀賞=小柳秀和(湯前町)
▽優秀賞=値賀ひろ子(多良木町)
▽優良賞=梅山剛生(あさぎり町)