春キャベツの出荷本番を目前に、JA熊本市キャベツ部会は25日、JA城山支店で出荷査定会を開いた。14年産は天候に恵まれ生育は順調。現在日量500~700ケース(1ケース=10㌔)を出荷している。今年は、試験的に荷受時間を午前と午後に分け、1日に2回出荷する。新鮮な春キャベツを、いち早く市場に届け有利販売につなげる狙いだ。
査定会には、生産者や荷受市場6社、JA関係者ら約60人が参加。等・階級基準や箱詰めの方法を確認した。吉岡浩治部会長は「有利販売につなげるため出荷方法を徹底し、統一したキャベツを出荷していこう」と呼び掛けた。
前日の24日は、荷受市場が10件の圃場へ視察に出向き、キャベツの生育状況を確認した。
鹿児島県、宮崎県の出荷が終わった端境期に、熊本産キャベツの出荷が増えていくため、一定した出荷量が期待されている。同部会は、主に「春ごろも」「金系201」を生産し、出荷が終わる5月中旬まで全体で1300㌧の出荷を見込む。