JA阿蘇白水ウド部会で14日から春の味覚である「軟化ウド」の出荷が始まった。現在は、日量30~50㌜(1㌜4㌔)程度だが、出荷最盛期には日量200㌜程度の出荷となる。
JAの白水地区では、約20年前に地域特産物作りの一環として「軟化ウド」栽培を導入。阿蘇の春の味覚を届ける品目として、県内外の消費地からの評価は高い。
同地区のウド栽培は、関東地域の防空壕(ごう)を利用した栽培形態とは異なり、簡易の横穴を作り、秋口に根株を伏せこみ、暗闇で発芽させる。80㌢程度に育てたものを収穫する。
今年は生育も順調で「山ウドに比べると苦味は穏やかなので、ぜひ食べてほしい」とJA販売担当者は話した。5月の上旬まで県内を中心に、広島や倉敷へ出荷される。14年産は2人(前年比66・7%)、出荷予定数量1000㌜(前年比76・5%)となっている。
問合せ先は、JA南部野菜センター(電)0967(62)9976まで。