JA熊本うき下北普通作部会は、4月15日から無人ヘリコプターを使って赤かび病の一斉防除を開始した。食料自給率向上と安全・安心な農産物生産が求められる中、売れる麦づくりへ向けた対応を図る。
2013年度産麦の出穂や開花などの生育状況は、平年より5~7日ほど遅め。同JA下北地区管内で出荷される麦は例年100%防除を行っており、今年の散布面積は860㌶となっている。第1回目は、小麦の開花最盛期の15日から3日間。2回目は22日から3日間の散布予定で、計2回実施。無人ヘリコプター8機を使い、1日の作業で1台あたり40㌶を散布する。
同JA農畜産課の髙田利彦指導員は「今年で11年目の一斉防除。ドリフト(農薬飛散)に十分注意しながら、生産者や消費者に喜ばれる安全・安心な麦づくりに取り組んでいきたい」と話した。