入庫前のキウイフルーツを確認する土田指導員
宇城市豊野町にあるＪＡ熊本うき落葉果樹調整施設で４日、キウイの入庫が始まった。ＪＡ管内では60㌃を作付けし、天候を確認しながら10日まで総数量10㌧の入庫を計画。冷蔵貯蔵後、12月上旬から本格的に出荷を開始する。
ＪＡキウイ部会では、髙野一弘部会長を含む５人で生産。キウイの生育段階で、結実確保と大玉生産に努め、出荷までの約１ヵ月間、冷蔵貯蔵する事で軟化防止、鮮度保持を行う。生産者の努力で実ったキウイフルーツの品質をより一層高め、市場の要望に応じて消費地への出荷調整をしている。
2014年産は、少雨の影響で玉太りが心配されたが、順調な肥大によって例年通りの収穫期を迎えた。青果・小玉・２級果の等級に分け、熊本県内や東京の市場へ出荷する。ＪＡ果樹特産課の土田匠平指導員は「市場での価格が安定してきているので販売には期待している。今後も高品質生産に力を入れていきたい」と話した。