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パン作りは小麦から/JA熊本市

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生産者の上田さん㊧の説明を受けながら麦踏をする社員

JA熊本市産「ミナミノカオリ」

 福岡の小麦加工メーカー㈱フルタパンが熊本市秋津地区で、JA熊本市が生産するパン中華めん用小麦「ミナミノカオリ」の視察研修をした。国産小麦の生産現場を学び、原料に対する知識を深めるため、発芽から収穫期まで生育段階ごとに研修。発芽して穂ができる前の分けつ期に穂揃いを均一にして穂数を多くするために行う、麦踏みを体験した。
 パンの製造や販売を行う社員ら約30人が参加。麦踏みの目的や栽培、生産について説明を受けると、生産者の上田徳行さんの圃場(ほじょう)に入り一斉に麦踏み。社員らは、同じ圃場で5月下旬に収穫し、作業をした麦の成長した姿を確認する。
 フルタパンは、全量国産小麦にこだわってパンを製造している。吉田量平社長は「生産者と消費者をつなぐ立場として、おいしいパンを作り国産小麦の良さを伝えていきたい。社員一人一人が生産者の思いを知り、原料について知識を深めなければならない」と話す。
 研修を受け入れる農事組合法人秋津営農組合は、同地区で24人が77㌶で「ミナミノカオリ」を生産している。「ミナミノカオリ」はタンパク質含有量が高く、製粉歩留まり(小麦粉生産比率)が良いのが特徴だ。中川有朋組合長は「県産麦の消費・生産拡大を図る『県産麦パートナー推進事業』の一環で研修を受け入れた。生産者と消費者の交流が図れたらうれしい」と話した。


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