熊本県のもち米生産の4割を占める氷川町の圃場(ほじょう)で、熊本県、JA熊本経済連、JAやつしろ、クボタが、水稲種子を直まきする評価試験を行った。
直まきしたもみ種は、鉄をコーティングした「ヒヨクモチ」31㌔。関係者40人が見守る中、27・6㌃に専用の機械を使い、播種(はしゅ)と同時に肥料、除草剤を散布した。
圃場を提供した生産者の宮本清明さん(73)は「肥料の散布と育苗に掛かる手間が省けるのは助かる。ジャンボタニシの食害と雑草の問題が緩和されれば、大きく広がると思う」と話した。
鉄コーティングの種子は、従来のカルパーコーティングと異なり赤褐色で、鳥による食害が少ないのが特徴。直まきは、育苗が不要な上、田植えの半分以下の時間で、播種と同時に施肥と除草が可能となるため、作業の効率化が図れる。
平山義明JAやつしろ経済事業本部長は「氷川町ではJA東部カントリーが中心となり、田植え機・コンバインなどを集落単位で共同利用し、コスト低減を図ってきた。直まきの導入で、さらにコスト低減と作業の効率化を期待する。広がってほしい」と話す。
直まきしたもみ種は、鉄をコーティングした「ヒヨクモチ」31㌔。関係者40人が見守る中、27・6㌃に専用の機械を使い、播種(はしゅ)と同時に肥料、除草剤を散布した。
圃場を提供した生産者の宮本清明さん(73)は「肥料の散布と育苗に掛かる手間が省けるのは助かる。ジャンボタニシの食害と雑草の問題が緩和されれば、大きく広がると思う」と話した。
鉄コーティングの種子は、従来のカルパーコーティングと異なり赤褐色で、鳥による食害が少ないのが特徴。直まきは、育苗が不要な上、田植えの半分以下の時間で、播種と同時に施肥と除草が可能となるため、作業の効率化が図れる。
平山義明JAやつしろ経済事業本部長は「氷川町ではJA東部カントリーが中心となり、田植え機・コンバインなどを集落単位で共同利用し、コスト低減を図ってきた。直まきの導入で、さらにコスト低減と作業の効率化を期待する。広がってほしい」と話す。