大苗を予約者に配布する部会員
ＪＡあしきた田浦育苗センターで、中晩かん類の大苗の配布を行った。柑橘栽培が盛んなＪＡでは、数年前から高接ぎ園を優良品種の苗木に更新する改植事業に取り組んでいる。
大苗は、今年の３月に田浦地区の青壮年部や果樹部会役員・生産者（大苗の予約者）の協力で、肥料袋に苗を植え付け準備した。配布までの約５カ月間、同青壮年部が中心となり、かん水や芽かぎなどの栽培管理を行う。ビニールハウスで栽培したあと園地へ定植するため、大幅に生育を促進することができる。園地に定植してから収穫までの期間が短縮されることで、農家の所得アップに繋がる。
青壮年部やＪＡ職員ら１５人が参加し、中晩かん類の甘夏や「不知火」の苗、計２８２３本の予約分を１日かけて配布した。同部会では今後も、産地の振興と品質向上のために活動を行っていく。